すると国が必ず目をつける。酒税を上げた。
こりゃたまらんと登場したのが発泡酒なのだが、1995年サッポロビールが発売したドラフティーにはまいった。少し先行発売していたサントリーのホップスが、がんばっていただけに、あの粉っぽい味には正直閉口した。
それでも値段の安さには勝てず、僕もそうだが、外ではビール、家では発泡酒という構造が少しずつ形成されていった。その味わいもまずまずとなる。するとどうだろう。1996年、またまた政府は酒税法を改正し、発泡酒とビールを同率とした。バカやろうだね。
それでもビール各社の企業努力が功を奏し、発泡酒市場は順調に推移していったのだが、2003年再び発泡酒は10円の値上げとなった。
ビールというおいしい飲み物を酒税法で首を絞め、それよりまずいが安いと人々がなびいた発泡酒を再び酒税法で、その首を絞めるという愚行をくりかえし。さらに、当然のことながら、時代は繰り返したのだ。
発泡酒の次の第3のビールが誕生。簡単に言うと、ビールはその原料の麦芽比率が50%以上のもの、発泡酒が50%未満、第3のビールにいたっては麦芽は一切使っていないもの、となっている。何がビールかねえ。それでも人々は安い方を買い求めた。350ml1缶あたり自販機のジュースなみの値段で買えてしまうのは確かに魅力だけれど。
その第3のビールの酒税が2006年上がった。政府のなんとひどいこと。
顔つきはビールだけれど中身はまるで違う。まるで一見美女、じつは男みたいな。本当ではないものを飲まされ続けているというのに、これでもかと追い討ちをかけてくる。お財布を気にせず、ビールを普通に飲める政治家や役人たちは、この気持ちわからないだろうな。
で、第4のビールとは。
現在、第3のビールと言われているものは、大きくその原料で2つに分けることができる。@原料を麦芽以外にする。A発泡酒に別なアルコール飲料を混ぜる。
実になんじゃこりゃ、ではあるが。@ではサッポロのドラフトワンや、キリンののどごし生が有名。Aはサントリーの金麦や、キリンのスパークリングホップが有名だ。その原料の違いや後続に発売されたことからAの方を第4のビールと称するらしい。
その次は第5のビールか。と思うと実に情けなくなってくる。こんな国、あるのかな。

