ジンギスカンをキャラメルにしよう、という発想がすごい。たとえば、ジンギスカン ポテトチップなら「う、うまそうじゃないか」となるところが、アメですよ。
僕はこの手の商品に出会うたび、作り手のかたくなな意志を感じる。これはまずそうだ!これは絶対に売れない!そんな周囲がどうのこう言おうと、押し切るタイプ。もしくはワンマン社長で、取り巻き連中がすべて追随するタイプ。どちらにしても、作るんだオーラを強く感じる商品だ。
しかし、悲しいかな、このジンギスカンキャラメルは近所のスーパーの見切り品コーナーにあった。値段は2つで100円。元の値段はいくらだったのだろう。ネット検索してみると「130円と値段は比較的安い」とある。それが、半値以下になっていたのだ。
一度手に取り、なんとユニークな商品だと思った反面、買おうか買うまいか30秒思い悩み、ゆっくりと商品をカゴに戻し、近くの売場をウロウロすること、再び見切り品コーナーに舞い戻り、意を決して2個レジカゴに入れた。
人間というのものは実に面白い。それからしばらく数メートル離れた場所から、ジンギスカンキャラメル人間観察をしてみた。すると、一様に一度手に取り、次に意味深な笑顔が表れ、再び真顔になり、商品を返す。10分足らずの観察ではあったが、残念ながら購入者は僕一人だった。
帰宅後、さっそく開封賞味実験にうつる。その前に、パッケージをもう一度確認してみた。メインビジュアルのジンギスカン鍋の下に『この写真はイメージです』とある。当たり前でしょ、こんなジュージューお肉が入っているワケないじゃん、と思いさらに上に視線を移す。『この商品はジンギスカン風味のキャラメルです』。一瞬手が止まった。
『ジンギスカン風味のキャラメルっ・・・・・・・・・・?』
キャラメルパッケージをくるりとむいて、中身を出せば18粒。見かけは何らノーマルキャラメルだ。匂いも、あまりしない。
よしっ、と口の中に放り込み、噛んでみる。うんっ、これも普通のキャラメルと同じだ。予想と違って、甘い。さらにひと噛み、ふた噛みすると、ノーマル・・・・と思いきや口の中に広がる、ニンニクというか、油の風味。こ、これがジンギスカン風味ってもんか。とさらに口中に拡散する、これまでのキャラメル人生で味わったことのない、不思議なジンギスカンワールドへと突入することができるだろう。
まずくて食えない、とう声もあったが、僕は意外に平気だった。とてもうまい!とは言えないけれど。
ジンギスカンキャラメルは、こちらから。
今なら、クリスマスのプレゼントにもいいかもしれない。もちろん、相手が冗談のわかる人であることは必須条件である。
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