2008年01月12日

第4のビールって何だろう。

 1987年、スーパードライが空前のヒットを飛ばし、年々シェアを伸ばしながら、その昔は逆転するなど思いもよらなかったキリンラガーに詰め寄った。他社も追随し、ドライビール戦争が勃発しビールはブームになり、やがてアサヒスーパードライ以外のドライは、この世を去った。

 すると国が必ず目をつける。酒税を上げた。

 こりゃたまらんと登場したのが発泡酒なのだが、1995年サッポロビールが発売したドラフティーにはまいった。少し先行発売していたサントリーのホップスが、がんばっていただけに、あの粉っぽい味には正直閉口した。

 それでも値段の安さには勝てず、僕もそうだが、外ではビール、家では発泡酒という構造が少しずつ形成されていった。その味わいもまずまずとなる。するとどうだろう。1996年、またまた政府は酒税法を改正し、発泡酒とビールを同率とした。バカやろうだね。

 それでもビール各社の企業努力が功を奏し、発泡酒市場は順調に推移していったのだが、2003年再び発泡酒は10円の値上げとなった。

 ビールというおいしい飲み物を酒税法で首を絞め、それよりまずいが安いと人々がなびいた発泡酒を再び酒税法で、その首を絞めるという愚行をくりかえし。さらに、当然のことながら、時代は繰り返したのだ。

 発泡酒の次の第3のビールが誕生。簡単に言うと、ビールはその原料の麦芽比率が50%以上のもの、発泡酒が50%未満、第3のビールにいたっては麦芽は一切使っていないもの、となっている。何がビールかねえ。それでも人々は安い方を買い求めた。350ml1缶あたり自販機のジュースなみの値段で買えてしまうのは確かに魅力だけれど。

 その第3のビールの酒税が2006年上がった。政府のなんとひどいこと。

 顔つきはビールだけれど中身はまるで違う。まるで一見美女、じつは男みたいな。本当ではないものを飲まされ続けているというのに、これでもかと追い討ちをかけてくる。お財布を気にせず、ビールを普通に飲める政治家や役人たちは、この気持ちわからないだろうな。

 で、第4のビールとは。

 現在、第3のビールと言われているものは、大きくその原料で2つに分けることができる。@原料を麦芽以外にする。A発泡酒に別なアルコール飲料を混ぜる。

 実になんじゃこりゃ、ではあるが。@ではサッポロのドラフトワンや、キリンののどごし生が有名。Aはサントリーの金麦や、キリンのスパークリングホップが有名だ。その原料の違いや後続に発売されたことからAの方を第4のビールと称するらしい。

 その次は第5のビールか。と思うと実に情けなくなってくる。こんな国、あるのかな。
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2008年01月05日

『スイーツ』ってナンだっ!

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 わが家でショートケーキを作った。洋菓子屋で買えば、グンと見栄えのするピースに出会えるのだが。大げさに言えば、作ることの楽しさ、難しさを子供と分かち合おうという寸法である。

 もちろんスポンジから、焼いた。とはいっても、市販のスポンジケーキ用粉を使用してだが、それでも、的確に膨らましながら焼くことは、意外と難しい。さあ、できあがったスポンジを半分にスライスして、洋酒をハケで塗るというか少しずつ浸す。これが実はケーキ作りのポイントなのだ。

 きょうは、紅茶リキュールを使った。このまま生地を落ち着かせるために数時間放置する。その間に、イチゴと生クリームのホイップである。カタチの良いイチゴは上にトッピング用として選別し、それ以外は、スポンジの間に敷き詰めるために、スライスしておく。ホイップはさすがに手動だと疲れてしまうので、電動ハンドミキサーに任せることにする。

 さてさて子供たちの大好きなデコレーションの開始だ。ウチに残っているデコレーションの素材は何かとキッチンをあちこち探し回るも、見つけたのは3_大のピンクのアラザン(よくケーキに仁丹のような銀色の硬いアレの仲間)のみ。しかし、きょうはショートケーキ。イチゴはたっぷりあるし、それだけで充分との判断でホイップクリームを塗りたくる。

 話はスイーツである。いつの頃からか、甘いものをスイーツと呼ぶようになった。しかし、僕にはこっぱずかしくって言えない。ケーキは、ケーキでしょ。あんみつは、あんみつだ。チョコレートが、なぜスイーツなのだ。

 十把一絡げ、語彙の貧困、外来語の乱用、マスコミの誇張、そしてそれらを容認する世間・・・。なんでもかんでも『スイーツ』と言いくるめてしまうのは、よくないと思う。

 今のところ、小学生二人のいるわが家には、スイーツという外来語は侵入していない。ショートケーキはショートケーキであり、シュークリームは同じようにシュークリームである。

 できあがったショートケーキを一口含んでみる。うーん、高級ケーキ店のそれとは比べるべくもないが、見てくれの不ぞろいさも如何ともしがたいものがあるが、それでもおいしい。

 市販のスイーツにはない、娘たちが精一杯デコレーションしてくれた、その味がここにはあるのだ。
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2008年01月03日

東京ディズニーランドは、本当に楽しいのか。

IMG_0979.JPG

 僕は東京ディズニーランドが嫌いだ。これは、世間では犬が嫌い(これも僕である)と同じくらいタブーな話題なのだが、どうにもきょうは話をしたい(犬の話はまた別の機会に)。

 基本的に、このような好き嫌い談義というのは、事象をネガティブに捉えるのかポジティブに考えるのかの違いだ。   

 例えば、僕は“並ぶのが嫌いだ”。それにかこつけ『ファストパス』などというサービスを、これまたこれ見よがしに宣伝する態度が嫌いだ(ファストパスとは事前に、乗りたいアトラクションの前に行きパスポートを差し込めば指定時間が刻印されたチケットが出てくるので、その時間に戻ってくれば待ち時間が少なくて済むというサービス)。それが好きな人だと、“並ぶ時間も楽しい”となるのである。ファストパスなどは、今度は“待ち時間がないというのはすばらしい”と一転するのであるが、当人たちは論理破綻をきたしていることをまったくもって理解していない。

 僕は“何もかも人工的に作られた空間が嫌いだ”といえば、好きな人たちは“それがファンタジーワールドなのよ”となる。
また、ディズニーランドのあちこちにある川や池や湖(どれでもいいけど)の“あのバスクリンを溶かしたかのような毒々しい色が嫌い”といえば“あれも演出ドキドキするわ”となる。
話は平行線である。

 昨日、子供2人を連れて『千葉市動物公園』に行ってきた。こちらは堂々と、千葉にあるから千葉と名乗っているのだ。東京と冠をつけるような姑息なまねはしない。

 動物たちの目玉といえば、風太くんで一躍全国区になった『レッサーパンダ』と、じーっと動かないことでこれまた脚光を浴びた『ハシビコロウ』であろうか。それにしても地味である。しかし、子供たちは喜ぶのだ。ゴリラが鼻くそをほじったら転げまわる。オランウータンがつばを吐きかけてきたら、飛んで逃げ回る。ゾウガメがおしっこをしただけで大騒ぎをする・・・・・・・・。この姿には、見ている親も飽きない。

 しかも、ここ千葉市動物公園は遊園地つきである。

 さんざんぱら動物園を歩き回って、こんどはドリームワールド(隣接した遊園地に名)に行った。小型のジェットコースター、観覧車、メリーゴーランド等々昔ながらのアトラクションがずらり。中にはディズニーランドのスプラッシュマウンテンの数十分の一の規模の“急流すべり”もある。

 一日まわればへとへとだ。帰り際「こんどはディズニーに行こうか」と言うと、「ディズニーランドよりこっちの方が楽しい」だって。
 子供たちだって、やっぱり並ぶのはイヤなのである。

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2008年01月01日

年越しそば

昨年末は記憶にある限り、はじめて年越しそばを食べずに除夜の鐘を聞いた。ひとつには、解凍マグロ塊が冷蔵庫にあり、子供たちに“づけ鮪丼”を振舞いタラ腹食ったもんで夜が更けても、そばなんか要らないと言う。わが家の“づけ鮪丼”は、醤油と酒とみりん、さらにはかつお節と玉子の黄身をあわせた特製ダレが自慢の一品。実においしいのだ。

普段の年なら、子供たちが食べなくとも年越しそばは欠かせないと夜な夜なヅルヅルとすすったものだが、僕の方は現在ダイエッ中トである。ひと月で10kgもやせちゃおうって決めたものだから、夜の炭水化物はご法度。外で仕事仲間と、ワイワイしているとついたがが緩んで、それこそヅルヅル食べてしまうのだが我慢だ。

せっかく夕方冷凍庫からシーフードミックスを取り出し、長ネギ、玉ねぎをあわせ、特大かき揚を作り置いていたのだが、それも明日に持ち越しだ。

そばといえば東京育ちのせいか、大好きこの上ない。神田の『まつや』がいい。かれこれ数年前に先輩に夕方連れて行ってもらった。当然サラリーマンにとって夕方は勤務中である。しかし、先輩に連れられてであるから、こればかりは許してもらうしかあるまい。

『まつや』の何がいいって酒の肴がいい。お通しがまず、酒好きをうならせる。“そば味噌”だ。最初はビールで乾杯なんぞしても、すぐさま熱燗が恋しくなる。“とりわさ”“焼き海苔”“出し巻き”全部いい。

ここへきて、やり残した、という気になってきた。そもそも年越しそばのいわれは『そばのように細く長く生きられるように』や『そばが切れやすいことにちなんで、借金など悪いことを断ち切る』などがあるようだが。
“年初めそば(としぞめそば)”と称して、食べてもいいではないか。

『まつや』紹介してます。『池波正太郎への手紙』

『まつや』紹介してます。『東海林さだおの満腹大食堂』


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タグ:年越しそば
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2007年12月31日

カレーライス

 どうにもこうにも、カレーが食べたくなった。そんな集中欲求がもたげてくることが、一年に何度かある。その昔、最大手コンビニで「夜中突然おいなりさんが食べたくなったら・・・」的なCMをやっていたことがあったが、僕の場合はいなり寿司はないけれど、カレーだ。

 二日酔いの後には、ラーメンが無性に食べたくなる。飲んで仕上げにラーメン、というパターンもあるけれど、僕の場合は、翌日にその欲求がもたげてくることが圧倒的に多い。どういうわけかと思案するに、多く飲みすぎた次の日の人間は、アレだけ水分を摂ったにもかかわらず、アルコールも同時に摂り込むことで、体全体から水分が失われるらしい。ごくごくとミネラルウォーターを飲むのは、そのためである。ラーメンを欲するのも、それに一因しているのではないだろうか。失われた水分とともに、塩分も欲するのではないかと。

 そんな勝手な理屈をこねては、翌朝のラーメンをむさぼる。

 さて、カレーが食べたくなったときにはどうするか。毎日の仕事通いの日々においては、有楽町にある『いんでいら』に行ってみようか、とか。時間がなくとも美味いカレーが食べたいときには、築地市場の『中栄』に顔を出す。オーダーしてから1分以内には、必ず運ばれてくるのだから忙しい日にはうってつけだ。

 きょうは年末、(あるのかもしれないが)おいしいカレー屋さんも近所にはない。それではとばかりに、図書館に出向いてみる。『小野員裕のおすすめ絶品カレー食べ歩きガイド』にはじまり『家で楽しむ野外で楽しむ 大満足の絶品カレー』『はじめてのカレーライス』『横濱カレーミュージアムの究極カレーを作る』を立て続けに借りた。どうしてカレーを形容する言葉には、“絶品““究極”というのが多いのだろうか。

 しかし、もう一度思い出してみる。どうして急にカレーが食べたくなったのか。ラーメンのように、その理由が究極に見つけられないのが残念だ。

横濱カレーミュージアム 黒カレー10個入2980円


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2007年12月30日

マヨネーズ

 子供の頃、生野菜が大嫌いだった。サラダというものに大いなる嫌悪感を抱いていた。なぜならば、マヨネーズが食べられなかったのである。僕は昭和39年、1964年生まれ。小学生の時には、ドレッシングというものはわが家では存在せず。給食でもなかった(というより生野菜が献立にあったかどうか疑わしいが)と思う。

 キャベツの千切りやレタスに、あのマヨネーズをぬるりとかけ、ムショリムショリと口の周りを汚す姿を見るたび、また一つマヨネーズが嫌いになっていった。その原材料である卵、酢、油の、それぞれ単体だと好きである。酸っぱいものも、卵料理も、揚げ物も大好き。なのに、それらがミックスされた、乳白色の軟体食品はダメだったのだ。

 それからしばらくすると、フレンチドレッシングというのが確か、わが家に持ち込まれた。それは大いに僕のサラダ人生を変えた。生野菜が美味しいのだ。特に、その頃には、野菜の大量生産が進行し、野菜の栄養価が著しく低下し、味覚も比例して低下(いわゆる味がしない)の一途をたどった時代である。

 僕の中で、生野菜はドレッシングで食べるもの、と相成った。以来、中華風ドレッシング、和風ドレッシング等々、そのバリエーションは次々と拡大していった。

 そうこうするうちに、お好み焼きである。二十歳も過ぎた頃、それは大阪で出会った。両面をこんがりと焼き、どろりとした甘めのソースを塗り、かつお節、青海苔、そして仕上げにマヨネーズを格子状にかけたものである。それまでは、当然のこと、お好み焼きはソース専門であった。マヨネーズをかけるのは知ってはいたが、かたくなに拒否していた。それが、断る間もなく、お店であれよあれよとかけられてしまった。
 
 仕方なく食べてみれば、どうだろう。美味いではないか。

 そういえば、漬物も子供の頃には食べられなかったことを思い出す。今もマヨネーズは大好きとまではいかないが、日々の食卓には欠かせないものになった。

 最近『玉子かけ専用醤油』なるものがヒットしているらしいが。一番のマヨネーズ料理といえば『マヨアイス』。マヨアイス専用マヨネーズなるもは、いつ発売となることか。ゲゲッ!と思った諸兄、ぜひお試しを。

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